子育てと防災対策
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大切な家族を守るため、平時から南海トラフ巨大地震や風水害へ備えておく必要があります。
特に妊娠期のママがいるご家庭や乳幼児がいるご家庭向けに、防災に対する備えや災害時の対応をご紹介します。発災時に困らないように確認をしておきましょう。
備える
家の中の安全対策

※ほとんどの市町村で、家具の固定作業を無料で実施してくれる制度があります。お住まいの市町村に問い合わせてみてください。
- 最大クラスの地震が発生すること、高知県全域が強い揺れに襲われるので、家具の固定を必ずしておきましょう
- 寝室や出入口には家具等を置かないようにしましょう
- 家具の上には、ガラス製品やアイロンのような危険な物、テレビなどの重い物を置かないようにしましょう
- キャスター付きのベビーベッドは、普段からロックを掛けておきましょう
- 子どもがいつも遊んでいる場所の近くの窓ガラスには、飛散防止用フィルムを貼るなど、割れたガラスが飛散しないようにしましょう
- テレビや冷蔵庫などは固定しておきましょう

平時から確認しておくことなど
- 事前に、自治体が公表している防災・ハザードマップなどを入手し、自宅周辺の危険性や避難場所、避難所までの経路を確認しておきましょう
※避難場所と避難所は違います。
避難場所:津波などの災害から一時的に避難する場所
避難所:災害時に自宅が全壊・半壊した場合や電気、水、ガス等が使用できない場合に、一定期間生活するための場所
- 家族で連絡方法や津波避難場所、避難所などを話し合っておきましょう
- ※詳しくは「南海トラフ地震に備えちょき(令和2年12月改訂)」第1章「 我が家のMy備えちょきをつくろう」を参照してください
- 地域や町内会などで行われる防災訓練に積極的に参加しましょう
- 車の燃料があれば、エアコンやラジオでの情報収集、スマートフォンへの充電ができるため、燃料が半分になる前に満タン給油をしましょう。

非常持ち出し品と備蓄など
以下を参考に必要最低限の「非常持ち出し品」を準備しておきましょう(詳しくは、「南海トラフ地震に備えちょき(令和2年12月改訂)」p.39を参照してください)。
また、水や食料など、最低3日分の備蓄をしておきましょう。
準備のポイント
- 女性1人で運べる重さの目安は10kg、妊婦さんは5kg
- 非常用持ち出し品の準備ができたら、実際に背負ってみて、子どもを抱いて動けるか、お子さんの手を引いて歩けるかを確認しましょう
- お薬の使用期限、また、季節や子どもの成長にあわせ着替えやおむつのサイズ等、非常用持ち出し用品の中身を定期的に確認しましょう
- 靴はスニーカータイプがベスト

1.非常持ち出し品
妊婦
- 分娩準備品(入院で必要なもの)
- かかりつけ医以外の病院の情報
- マタニティーマーク
乳児
- 粉ミルクや液体ミルク
- ほ乳びん(使い捨て哺乳瓶、紙コップでの授乳方法も備えておくとよい)
- ほ乳びんの消毒液
- カイロ、ヒートパック(ミルクを温めるのに役に立つ)
- 離乳食(保存性の高いもの)
- 紙おむつ
- おしりふき
- 綿棒
- 赤ちゃん用爪切り
幼児
- 非常食(子供の好きなものを多く)
- おやつ
- 紙おむつ
- おしりふき
- 子どもの靴
2.備蓄など
- 水・食料(アレルギーの起こらないものか事前に確認)
- トイレ袋(トイレが正常に使用できない場合があるため)
- カセットコンロ・ガスボンベ(電気やガスが止まっても加熱調理ができるように)
- 母子健康手帳のコピー
- 着替え
- 生理用品
- バスタオル(毛布代わりに)
- 薬(特に小児薬)
- ビニール袋(おむつなどの汚物の処理や防寒具やシートとしても利用可能)
- スマートフォン充電器
- 娯楽品(ノートやぬいぐるみ、おもちゃ)
- ガーゼ
- 食品用ラップ
- マスク
- ウェットティッシュ
- 防災用ライト
- ヘルメット
※食料の備蓄は、ローリングストックをおすすめします。
普段から利用している食材や生活必需品を「備える」「食べる」「補充する」と繰り返す方法です。
備える・・・・日常的に食べているもの、利用しているものを少し多めに備蓄する
食べる・・・・賞味期限が切れないように定期的に食べる、利用する
補充する・・・食べたり、利用した分だけ補充する
この3つを繰り返すだけで、いざというときに備えることができます。
ローリングストックの啓発動画
災害時の対応

災害発生時
(地震・津波)
- まずは、揺れから身を守りましょう
- 地震の時は、室内でも靴やスリッパを履いて割れたガラスなどで足の裏をケガしないようにしましょう
- 強い揺れや長い揺れを感じたら、揺れがおさまり次第、すぐに避難場所へ避難しましょう
- 家から避難するときには、ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう
- 津波浸水が想定されている地区の方は、ただちに避難してください
- 人が多いところでは、ベビーカーで避難しないようにしましょう(ガレキや倒壊した壁が道をふさぐことがあるため)
- 車で移動中の場合は、車を止め、車検証を持ち、連絡先のメモを残し、カギはつけたまま、避難しましょう
(風水害)
- 避難の呼びかけがあれば、すぐ避難しましょう
- 避難所への移動が困難な場合は、2階など高いところに避難しましょう
- 山から遠くの部屋や建物に避難しましょう(山からできるだけ離れる)
- 増水した川や水路には近づかないようにしましょう
- 大雨の中や浸水している屋外を運転したり出歩くのはやめましょう

避難生活
- 水道が使える場合には、風呂やバケツ、鍋などに水を確保しましょう
- 食べ物は備蓄品からではなく、冷蔵庫、冷凍庫の物を先に優先して食べましょう
- トイレが正常に使用できるか確認できるまでは、トイレ袋や仮設トイレを使用しましょう(発災直後は、排水管などが壊れてトイレが使用できない場合があります)
- テレビ、ラジオ、スマートフォンから正しい情報を得て行動しましょう
- 子どものストレス対策を行いましょう(おやつ、おもちゃ、会話する、スキンシップを増やすなど)
- 保護者のストレス対策も行いましょう(一人で抱え込まず、お互い声を掛け合いましょう)
関連情報
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