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泣いている赤ちゃんへの対応

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赤ちゃんの泣きの特徴

泣きのピークは、生後1-2か月といわれています。そのときの泣きは、何をやっても泣き止まないことが多いです。しかし、ピークが過ぎれば、泣きはだんだん収まってきます。赤ちゃんは泣くのが仕事です。赤ちゃんが泣いていても、誰が悪いというわけではないのです。泣かれてイライラするのも当然のことですが、カッとなって無理に泣き止ませようと激しく揺さぶってしまうと、脳へダメージをきたし、重大な後遺症が残る可能性があります。これを「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。

 

!幼児揺さぶられ症候群

赤ちゃんの脳はとても柔らかく、ダメージを受けやすい状態にあります。赤ちゃんの頭は体と比べてとても大きく、激しく揺さぶられると首がムチのようにしなり、頭の中に大きな回転力が加わります。すると、脳のまわりの血管や脳の神経が引きちぎられてしまいます。これを「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。激しく揺さぶると言語障害や学習障害、歩行困難、失明などの重大な後遺症が残る可能性があります。
そして、最悪の場合は死にいたることもあります。

 

赤ちゃんの泣きへの対応

  • 赤ちゃんが欲しがっていると思うものを確かめてみる
    例)ミルクをあげる、おむつを替える、抱っこをする、暑がっていないか確かめる等
  • 赤ちゃんがお腹にいたときの状態を思い出させる
    例)おくるみで包んであげる、「シー」という音を聞かせる、ビニールをクシャクシャさせたときに出る音を聞かせる 等

その他、ドライブに行くなど心地よい振動で泣き止むこともあります。

高熱が出ていたり、心配であれば、医療機関を受診しましょう。

 

<それでも、赤ちゃんがどうしても泣きやまないとき>

いろいろ試しても泣き続けていることも多いでしょう。それでも問題はありません。
そのときは、自分がイライラする前に、赤ちゃんをベビーベッドなど、安全な所に寝かせて(うつぶせはダメ)その場を離れても構いません。まず自分がリラックスしましょう。その場を離れる場所がない、という場合は、廊下やトイレでも構いません。その間、メールをしたり、雑誌を読んだり、音楽を聴いたり、電話で相談したりするのもいいでしょう。少ししたら戻って様子を確認してください。

 

また、赤ちゃんの泣きの特徴と激しく揺さぶってはいけないことを家族にも知ってもらいましょう。泣かれてイライラするのは誰でも同じです。赤ちゃんのお世話をする全ての人に揺さぶりの危険性を知ってもらうことも大切です。併せて赤ちゃんの泣き声が家族やご近所に響いて迷惑と考え、赤ちゃんの口を思わず塞いでしまうような行為は絶対に行ってはいけません。ご近所に迷惑がかかると思っている方は、あらかじめご挨拶しておくのもよい方法です。

 

 

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