子育てインタビュー 岡崎さん
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美容師として働きながら、5歳の双子をもつママ。お子さんとの何気ない会話が可愛くて自然と笑顔になる、そんな瞬間に幸せを感じるそうです。
2度の奇跡を乗り越えて
妊娠7週から7か月頃まで切迫流産や前期破水などでずっと入院していて、無事に産まれてきてくれるか毎日不安でいっぱいでした。実は、上の子は2度死亡と言われました。
まず、7週の時に心拍が確認できなかったので下の子を助けるために入院しました。幸いにも3日後に心拍が無事確認できホッとしたものの、まだ油断できない状態が続き、ひたすら安静に天井ばかり見て過ごしていました。
つぎに、5か月の時に前期破水になって上の子が「やっぱり・・・」という状況になり、いよいよ覚悟しましたが、奇跡のように何とか破水が止まったんです。
あの経験以上に辛く、大変なことはない
長かった入院生活は、体は十分に休むことができましたが、時間があればあるほどマイナス思考になってしまい、心は全く穏やかに過ごせませんでした。ただ、パパが毎日病院に会いに来てくれ、精神的に支えてくれたことは大きかったです。もちろんパパも同じ気持ちだったと思いますが、不安な日々の連続で無事に産まれてきてくれるのか心配で精神的にきつかったです。そんななかでも、「絶対に産まれてきてほしい!」という強い覚悟を持ち、早期出産の週数を乗り切ることができるように気持ちの切り替えを意識しました。22週、その次は26週、その次は31週・・・と毎日を祈る気持ちで過ごしました。
必要不可欠だったネットスーパー
7か月頃に退院して1か月半だけ家で過ごせましたが、安静に過ごさないといけなかったので買い物などにも行けず、入院中に聞いたネットスーパーを利用し大変助かりました。
また、出産後にはオムツやミルク、何でも配達してもらいました。これがなければ双子は育てられなかったと思うくらいです。
とにかく睡眠の確保を!
双子の寝るタイミングやお腹がすくタイミングがバラバラでリズムがそろわず、私の寝る時間がなくなってしまい、パパにお願いできる時はとにかくお願いして寝ました。あとは気合で!
理想のお母さん!?
今までは良いお母さんは優しくて、料理上手というイメージでした。そして、そんなお母さんになりたいと思っていたけど、私は“理解あるお母さん”になろうと思いました。きっかけは、3歳までは本当に大変だったのが、最近は意思の疎通をはかることができるようになり、考え方が変わったんです。
それまでは、子どもを自分の枠にはめて自分が人からどう見られるかを第一に考えていました。でも、やっぱり子どもには子どものやりたいことや気持ちがあるとあらためて感じ、子どもの気持ちを優先した子育てを心がけようと思いました。そこから、人に迷惑をかけない範囲でやりたいことをやらせてあげる子育てにシフトチェンジできました。
これからママになる方や現在子育て中の方に向けてメッセージ
いまだに、私も誰かに教えてもらいたいですが・・・「一生懸命に育てなくては!」と思っていると、心も体もいっぱいになってくるので、「ま、いいか」くらいの気持ちでいると結構うまくできたりします。ママに余裕があるとみんな笑顔になってくるような気がします。「楽しんで子育てする!」くらいが私の理想です。そして、「ママはもう十分頑張っているよ!」とお伝えしたいです。