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子どもの成長

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1ヵ月から2ヵ月

発育や発達の特徴

生後28日未満の赤ちゃんのことを「新生児」といいます。新生児はからだの機能が未熟で、生まれてから1ヵ月程度かけて、子宮外の環境にゆっくり慣れていきます。この間は特に体温をコントロールする力が弱く、外気温の影響を受けやすいので注意が必要です。また、多くの場合、この生後1ヵ月が最もよく泣く時期です。
2ヵ月頃には、目の前で何かをゆっくり動かすと、目で追う「追視(ついし)」という動きをするようになります。音を聞く力もだんだん発達し、気になる声や音が聞こえると、そちらのほうに首を回そうとするしぐさを見せます。

育児ポイント

母乳は早くから吸わせるほどよく出るようになるので、できれば出産後すぐに授乳をはじめたらよいと言われています。
予防接種は生後2ヵ月からスタートします。予防接種のスケジュール例は母子健康手帳に掲載されています。実際に接種する予防接種とスケジュールについては、かかりつけ医などと相談して受けましょう。

なお、母親のからだは出産後、6~8週間かけて妊娠前の状態に戻ります。この間はホルモンバランスが急激に変化し、情緒不安定になったり、からだがむくみやすくなったりします。決して無理をしないことが大切です。
初産婦さんにとっては、初めての育児。経産婦さんにとっても、赤ちゃんのお世話をしながら上の子どもさんの育児をすることは初めての経験です。どんなママでもこの時期は精神的にも身体的にも疲れがたまりやすくなります。育児をしていくうえでの悩みや不安は誰でも抱えています。だからこそ、この時期は決して1人で抱え込まず、我慢しないで周りの人に相談することが、とっても大事な育児のポイント。地域の子育て世代包括支援センターでは、保健師など専門のスタッフが相談に応じます。産後ケア事業など、サービスの利用も含め、お気軽にお問い合わせください。

3ヵ月から4ヵ月

発育や発達の特徴

赤ちゃんは声を立てて笑ったり、手足をバタバタさせて喜んだり、感情表現がどんどん豊かになっていきます。
首がだんだんすわってくるのもこの頃。自分の意志で首を回せるようになると、視界がぐっと広がり、いろいろなものが興味の対象になります。「追視」も上手にできるようになり、赤ちゃんの好奇心はどんどん強くなっていきます。
昼夜の区別もだんだんつくようになり、以前は夜もたびたび起きていたのが、徐々にまとめて眠るようになります。

育児ポイント

赤ちゃんの首が座ったら、つなぎのベビー服から、上下別の服装に替えてあげましょう。この時期は汗腺や血圧・体温調節機能などが未発達。ゆったりした上下別の服装のほうが動きやすく、風通しが良くて熱もこもりにくいので、体温調節ができやすいのです。
この頃、赤ちゃんがとても喜ぶ遊びが、昔ながらの「いないいないばあ」。発達してきた視覚や聴覚が刺激される、とても良いスキンシップです。
なお、首の座る時期など、赤ちゃんの成長の仕方には個人差が大きいものです。不安や疑問などがあれば、小児科医や子育て世代包括支援センター、地域の保健師や助産師に相談するようにしましょう。

5ヵ月から6ヵ月

発育や発達の特徴

成長のスピードがやや鈍くなる一方、さまざまな運動機能が発達していきます。寝返りができるようになると、転がりながらの移動も可能になります。
手や指の動きも活発になり、おもちゃなどが近くにあると、手を伸ばしてつかもうとします。つかんだおもちゃをもう一方の手に持ち替えるなど、以前はできなかった複雑な動きもできるようになります。
知らない人を見ると不安げな顔をしたり、ママやパパがいなくなると探したりするようになるなど、脳も少しずつ発達していきます。

育児ポイント

寝返りができるようになったら、赤ちゃんの行動範囲はぐっと広がります。手先も器用になっていますから、誤飲をしないように十分注意しなければなりません。飲み込んだら危険なボタン電池やタバコ、大人用のかぜ薬、のどに詰まりやすい硬貨、アクセサリー、小さなおもちゃなどは赤ちゃんの手の届く場所に置いてはいけません。
スプーンなどを口に入れても嫌がらず、舌で押し出すことが少なくなったら、いよいよ離乳食のスタートです。はじめは母乳やミルクとは違う味や食感に慣れさせるのが大きな目的。食べる内容や量には個人差がありますので、赤ちゃんのペースに合わせながら、楽しい雰囲気で進めましょう。

7ヵ月から8ヵ月

発育や発達の特徴

おすわりができるようになるのがこの時期。はじめは前かがみで両手をつくこともあるでしょうが、しだいに背中の筋肉が強くなり、やがて安定するようになります。
精神面も発達し、感情表現が豊かになって、「うー」「あばば」といったさまざまな声を出すようになります。自我が芽生えて、ママやパパをしっかり認識できるようになるので、人見知りもはじまります。
早い場合は歯が生えてきます。ただ、赤ちゃんの成長の仕方のなかでも、歯の生え方には個人差が大きいので、少々生えるのが遅れても、心配する必要はありません。

育児ポイント

生後6ヵ月をすぎると、胎盤や母乳を通じて受け取っていた免疫物質の効果がなくなります。このため、赤ちゃんは感染症などにかかりやすくなりますが、そのたびに免疫力が強くなっていきます。
歯が生えたら、虫歯に注意が必要です。お湯で濡らしたガーゼを使って、歯をふいてあげましょう。まずは楽しい雰囲気で、歯磨きに慣れることが目標です。
この時期は転落などの事故にも要注意。寝返りやおすわり、はいはいなどは突然できるようになります。はじめての行動が事故につながらないように、先手を打って注意することが大切です。

9ヵ月から10ヵ月

発育や発達の特徴

早い赤ちゃんは「はいはい」ができるようになります。最初はゆっくりした動きですが、しだいにリズミカルに進めるようになっていきます。
この時期、よく見られるようになるのが「あと追い」。ママがちょっとでもいなくなると、激しく泣いたり、どこまでもあとを追ったりします。精神的な成長にともなって起こる行動で、そのうち治まるものです。
また、人見知りが一層強くなることもありますが、これもママとの信頼関係がしっかり築けている証拠で、精神面が順調に発達してきたことを示します。

育児ポイント

行動範囲が飛躍的に広がるので、家庭内事故にはこれまで以上に注意しなければいけません。誤飲の防止をはじめ、階段や玄関、高いところなどからの転落、家具の鋭い角部分へのぶつかりなどにも十分気をつけましょう。
離乳食については、なかなか思うように食べてくれないことがあるかもしれません。そんなときには、食事の場が楽しい場であるか、赤ちゃんが本当にお腹が空いているのか、赤ちゃんのお口の機能の発達に見合った食べものかどうかを振り返ってみるといいでしょう。体重が順調に増えていれば、食べムラがあったり、1回の食事量が少なかったりしても、神経質になる必要はありません。
離乳食には初期・中期・後期・完了期と分ける考え方がありますが、これはあくまでも目安。ほかの子と比べず、赤ちゃんの成長に応じて、食事の量を調整するようにしましょう。

11ヵ月からお誕生日

発育や発達の特徴

下半身の力が一層強くなり、多くの子がつかまり立ちをします。はじめはフラフラしたり、すぐに尻もちをついたりしますが、だんだんしっかり立てるようになるでしょう。片手で支えるだけでつかまり立ちができるようになると、つたい歩きにトライするようになります。手先の動きもぐっと器用になり、指先を上手に使ってつかめるようになります。
脳も発達し、ママやパパの言うことが何となくわかるようになります。いたずらをしていたときなど、「いかんよ」と言われると、ママの顔を見てやめることもあります。「だーだー」「うーうー」「まんまんまん」など、意味のない言葉もよく口にするようになります。

育児ポイント

つかまり立ちができるようになると、浴槽や洗濯機に転落しないように十分な注意が必要です。
何か危ない行動をとった場合は、まず、からだを軽く押さえて、問題になっている行動をやめさせます。そして、真剣な顔で「いかんよ!」とはっきり注意。赤ちゃんはびっくりして泣くかもしれませんが、すぐには抱きしめたり、笑いかけたりしないようにします。叱られているのかどうかわからなくなりますし、泣いたら許してもらえると思ってしまう可能性もあります
はじめての誕生日は、予防接種にとって重要な区切り。結核を予防するBCGワクチンの接種期限は1歳の誕生日の前日です。期限前に必ず受けるようにしましょう。

1歳から2歳

発育や発達の特徴

からだも心もどんどん発達する時期です。運動機能の発達はめざましく、ひとり歩きが上手にできるようになります。
言葉の数もだんだん増えていき、やがて「ママ、だいすき」といった二語文を話すようになる子どもも出てきます。
精神面もいちじるしく発達し、かんしゃくを起こすことが多くなり、なにかと自己主張が強くなっていきます。1歳の終わりが近づくと「イヤイヤ期」も訪れて、あれもイヤ、これもイヤ、と手がつけられなくなることもあります。これらの行動は自発性や自立性が育ってきた証拠なので、ママやパパは叱らずに見守ってあげることが大切です。

育児ポイント

動きがますます活発になるので、事故には十分注意が必要です。階段からの転落、浴槽への溺水などの家庭内事故のほか、飛び出しによる交通事故の回避も心がけましょう。
この時期からしっかり身につけたいのが、「早ね・早おき・朝ごはん」の生活リズム。早起きを習慣づけると、昼間、自律神経の機能が正常に働くようになり、からだと心の働きを活発にします。親子でいっしょに生活リズムを身につけることが大切です。
一番奥の臼歯(きゅうし)以外はそろうので、虫歯予防が一層重要になります。歯磨きの習慣をつけましょう。食生活を見直すことも大事です。特に、甘いおかしなどの間食が虫歯の原因になるので、与えすぎないようにしましょう。

2歳から3歳

発育や発達の特徴

子どもの足腰は一段としっかりして、小走りやジャンプなどができるようになります。運動機能が伸びるにつれて、ダイナミックな遊びが大好きになるので、ママやパパがたっぷり遊ばせてあげましょう。
「言葉の爆発期」といって、言葉の機能が目に見えて発達するのもこの時期。単語の数が急に増え、二語文も話せるようになります。さらに、3歳までには「ママ、これ、なに?」といった三語文が可能になることが多いものです。
よく泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだりと、感情表現がどんどん豊かになり、ほかの人の感情についても興味をいだくようになります。

育児ポイント

「言葉の爆発期」には、いろいろなシーンで意識して話しかけるようにしましょう。ママやパパが話す言葉が蓄積されて、やがてお子さんの言葉になっていきます。いっぱい話して、聞いて、子どもの好奇心や想像力を刺激しましょう。
1人で歩いてトイレに行けたり、言葉を大体理解して、片言でも意思を伝えられたり、おしっこの間隔が空くようになったりしたらトレーニングを始める目安です。おむつは「はずす」ものではなく、そのときがきたら自然に「はずれる」もの。こう考えると、楽な気分で取り組めます。少しずつできるようになれば、紙おむつを使用する時間を減らして、布パンツに替えていきましょう。
2歳の1年間、発達の個人差は一層大きくなります。3歳児健診はとても大事な節目になるので、必ず受診するようにしてください。

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