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子育てインタビュー 高知県歯科医師会

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今回の子育てインタビューは、気になる「子どもの歯のこと」について。

高知県歯科医師会理事 有田 佳史先生にお話を伺いました。

妊娠期からの健口について

妊娠中はホルモンバランスの関係で歯茎の炎症が起こりやすくなります。つわりや出産後の不規則な生活で口腔内環境が乱れることも、むし歯や歯周病になりやすい要因の一つです。

生まれてきた赤ちゃんは周りの環境からむし歯菌や歯周病菌に感染します。お父さん、お母さんの口腔内が清潔であることはとても重要になります。

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また、お母さんの歯周病は早産や低出生体重児出産の原因になりますので、日ごろから歯周病対策に歯科受診をしていただきたいです。現在、県下各市町村で妊娠中に一度歯科健診が受けられるようになっていますので、こちらをご活用いただいたらと思います。



※健診のみの場合無料で受診いただけます。(詳細な検査や治療を必要とする場合は改めて後日治療・自己負担となります)

※安定期(16〜27週)の受診をお勧めしています。
※ご希望の歯科医療機関へ受診日時を予約し、当日は受診票と母子健康手帳をお持ちのうえ受診してください。

 

歯並びは、歯が生えてくる前から変わってくる

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歯並びに関する歯科相談は多いですが、実は歯が生えてくる前の哺乳からすでに歯並びに影響を及ぼしています。母乳を飲む唇や歯茎、舌の動きが「噛む」ことの始まりだからです。

赤ちゃんを見て、深く乳首を含ませてあげてください。哺乳瓶の場合は口の大きな飲みやすいものは好ましくありません。
離乳食も上唇の使い方や一口に適した食べ物の量を学習する大切な時期です。スプーンを上唇にこすりつけて食べさせるのではなく、スプーンを下唇につけ、赤ちゃんが上唇を閉じてからスプーンを抜くようにして上唇を使うことを覚えさせてあげてください。

 



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また、手づかみ食べをさせることで一口量を覚え、手と口の動きの協調を覚えるなどします。食べる時の姿勢も大切です。足がぶらぶらしないように、床に足が着く高さの椅子に座らせてあげましょう。


3歳児健診や保育園の歯科健診では口が開いている子どもさんや、噛み合わせが深くて下の歯がほとんど見えない噛み合わせになっている子どもさんをよく目にします。口の機能がうまく発達していないと、ロウソクを吹き消せない、風船を膨らませられない、麵をすすれないなどの影響が出てきます。


おしゃぶりや指吸、下唇をかむ癖なども歯並びに影響します。まずはこうした口の機能の発達を正すことで、歯並びの異常は減らせるはずです。幼児期から使用できる、口の機能を修正する療法を利用した矯正装置も最近は多く出ています。
永久歯への生え変わりの時期であれば顎の成長を利用した矯正治療もありますので、まずは早めにかかりつけの先生に相談してください。適切な介入(治療)時期も、成長を診ていけるかかりつけ歯科医が一番です。矯正専門医にお任せしないといけないかどうかも判断してくれます。

 

子どもが歯をぶつけてしまった!欠けてしまった!そんな時は?

歯の外傷はできるだけ早く歯科医師にみせてください。時間がたたないと現れてこない症状もあるため、まずは応急処置をして経過をみていきます。脱臼といいますが、ぶつけた拍子に永久歯が抜けてしまうことがあります(特に前歯が多いです)。その時は決して洗わずに、牛乳か口の中に入れて持ってきてください。水に漬けたりティッシュにくるむと使えなくなってしまいます。学校なら専用の保存液を置いてくれていることもあります。

早く対処ができたら歯を元の場所に戻せます。歯が欠けた場合も持ってきていただけると利用できることがありますので見つけられたら持ってきてください。

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ちなみに外傷についても、転んだ時にうまく手が着けない子どもさんが増えています。これも成長過程でズリ這いやハイハイ、高這いなどをあまり行っていないからではないかといわれています。口の機能と同様、姿勢を保つ筋肉や体幹を使うようにしてあげることも大切ですね。

よくある歯科相談事例は?

やはり歯並びに関する相談が多いですかね。
あるあるでいうと、保育園や学校の歯科健診で異常がなかったからと歯科医院へ行ったことがなかったが詳しくみるとむし歯ができていたとか、乳歯のむし歯は放っておいていいのかとかでしょうか。

 

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保育園や学校の歯科健診は絶対的なものではありません。歯科医院のような明るい環境ではありませんし、スクリーニング(ふるい分け)ですので、異常のない子どもさんも定期的に歯科医院でみせていただきたいですね。乳歯のむし歯も放置していると本来の生え変わりの時期まで持ちませんので、歯並びへの影響も出てきます。


あと、生え変わりの時期は個々でまちまちですので、周りと比較する必要はありません。逆にあまり早く生え変わってしまうと顎の成長が追い付かずスペース不足になりますので、のんびりなくらいでいいです。小学校の2年生でまだすべて乳歯でも構いません。

ただし、左右の同じ歯が生え変わる時期が大きく違うようなら何かしらトラブルが生じているかもしれません。例えば右下の6歳臼歯は生えてきたのに半年たっても左下は生えてこない、などは精査が必要です。

子どもの歯を磨いてあげるときのコツ

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仕上げ磨きは子どもを寝かせた状態で頭を膝の上かあぐらの上などにのせて、上からのぞき込める状態で行うとやりやすいです。上唇と歯茎の間の上唇の小帯(すじ)を歯ブラシでひっかけると痛いので、指でよけて磨いてあげてください。フロス(糸ようじ)も使って歯と歯の間の汚れも取り除いてあげてください。フッ化物(フッ素)の利用もむし歯予防に効果的です。


乳幼児のむし歯は生活環境が原因です。子どものせいではありません。仕上げ磨きを行う年齢も、9~10歳くらいまではお願いしたいです。


日本歯科医師会HPに「日歯8020テレビ」というものがあり、磨き方のコツなど詳しく動画で紹介してくれており、参考になると思います。
https://www.jda.or.jp/tv/

 

高知県歯科医師会の取り組み(コンクールの開催)

高知県歯科医師会では、歯・口の健康に関する図画・ポスター、啓発標語コンクールを毎年開催していますが、取り組む学校が減ってきているようで、応募作品数が年々減少しています。特に図画ポスターは顕著です。子どもたちが歯と口の健康に興味を持つきっかけになりますし、保健指導としても適していると思いますので、ご参加をいただけたらと思います。

表彰式
展示


●表彰式・展示の様子

最後に

ほかにも、日本歯科医師会のHPなどで様々な情報を公開しています。気になることがあるときは、そういった信頼できるサイトなどで情報収集してみてください。
かかりつけ歯科医師にも、気軽に相談してみてくださいね。

 

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